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犬の管理栄養士が教えます!手作りごはんのメリット・デメリット

どのドックフードをあげても食べてくれない、ドックフードが合わない、アレルギーがあるなどの様々な理由から愛犬に手作りごはんを検討する飼い主さんは多いと思います。

最近は手作りご飯の料理本や手作りのご飯が冷凍で販売していたり様々な場所で見かけることが増え、手作りごはんが身近に感じることが多くなったと感じます。ですが、手作りごはんを始める前にメリットとデメリットについてお話ししていこうと思います。

犬の手作りごはんのメリット・デメリットについて

手作りごはんを与えることで、ごはんから水分補給をすることができ、新鮮な食材を飼い主自ら選べますので安心・無添加のものを食べさせてあげれることができます。そのためその子に合った最適なごはんをあげることが一番のメリットだと言えます。

またアレルギーがある子の場合、アレルゲンとなるものを除去してごはんがあげられますので、安心してワンちゃんも飼い主さんもご飯をあげられることができます。

一方で、デメリットに関しては栄養バランスを考慮して手作りを行わなければならないという手間です。

バランスが崩れないように考えて食材を選ぶと食材の量が思ったより多くなってしまったり、体重に合わせて食材の量を計らなければ肥満につながりますので時間もかかります。

また、大量に手作りしても保存が長く効かないので都度作る必要があり、震災などが起きた際は手作りの持ち歩きは難しいのでドックフードが少しでも食べられた方がいざという時に安全です。

結局手作りはハードルが高いの?

確かに栄養バランスを考えたごはんを毎日作ってあげることはとても手間がかかりますし、簡単ではありません。

私も初めては難しく量を測ったり、消化しやすいように小さく刻み続けることに心が折れそうでしたが、美味しく食べてくれる姿を見ると作り甲斐があり今も毎日続けることができています。

今はたくさんの犬の料理本が出ていて、犬に与えてはいけない食材や体重に合わせた材料の計算方法などわかりやすく記載されていることが多いです。

ハードルが高くて無理・・・という場合でも冷凍の手作りごはんを販売している会社も増えていますので試しに購入してみるのも手かと思います。

手作りごはんに挑戦してみよう!と思った方に事前に確認してほしい点を紹介します。

手作りごはんをあげる前に確認して欲しいこと

色々な食材を使用して手作りに挑戦してもらいたいのですが、与えても問題のない食材かどうかをまずはチェックして欲しいと思います。

人間が食べられるものでも犬にとっては危険な食材があります。与え方に注意のある食材もありますので必ず確認するようにしてください。

下記食べてはいけない食材の例になります。

チョコレート・ブドウ・ネギ類・キシリトールなど

もう一つが、手作りごはんには味付けは不要になりますので調味料など人間と同じ感覚で与えないようにしましょう。

犬は甘味を感じやすいので、食べが悪い場合は山羊ミルクパウダーやかぼちゃなどを工夫してみると食べてくれることもありますので参考にしてみてください。

まとめ

いかがでしたでしょうか。ハードルを感じた方もいらっしゃるかと思いますが、今はたくさんの手作りごはんをサポートするものが溢れています。

手作りごはんの本を読んでみたり、レシピについて検索してみたりすると案外冷蔵庫の中にある食材でごはんが作れたりします。

メリット・デメリットを理解した上で、愛犬の健康の一歩に繋がるよう手作りに挑戦していただけたらと思います。

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